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月曜日の朝、 教室に来た俺は、話しかけるクラスメイトを無視して羽野の席へ直行する。 確か、最近は寒さがキツイのもあり、中庭には寄ってないはずなんだけど… 「…あれ?」 予想に反して、羽野はまだ来てない。 (絶対いつもなら俺よりも早いはずなんだけど…) チラッと時計を見れば、もう少しで予鈴がなる時間だ。 「夏喜ぃ!無視すんなよぉぉ!」「夏喜くん!今日ね」 肩を思いっきし下げる俺に対して、クラスメイトは明るいテンションで俺に話しかけてきた。 いつもなら、何となしに受け答え出来るが今日は出来る気がしない。 軽くあしらって自分の席に戻ろうとした時だった。 (…羽野!) いつもとは遅い時間に羽野が教室へ入ってくる。 今すぐに向かいたいが、人が邪魔で迎えない。 焦れったくて、話しかけたくて…何とか人混みを掻き分けながら羽野の机に着くと。 ガタッ 羽野は勢いよく立ち上がると、そのまま廊下へと向かっていく。 「は、羽野…「保健室…行くから」 一切目を合わせずに、羽野はそう言い放った。 (…避けられてるよな… ) 羽野にまだ、甘えてたのかもしれない。 優しい羽野は今でもまだ、俺の謝罪を聞いてくれると…何処か許してくれると…思っていた。 (…最っ悪だ……) 思わず顔を手で抑えた。

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