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(陽斗side) 「れ、れんれん!」 「なに?」 「…いいの?」 「なにが」 な、何がって… 「な、夏喜のこと…」 俺の言葉にれんれんは「はぁ」と大きくため息をつき 「あのねぇ、今回のこと…誰が一番悪い?」 「そ、それは…「夏喜でしょ?」 れんれんに強く言われた。 思わず素直にコクリと縦に首を振ると、それに続けて「なら、分かるよね?」と押し通すれんれん。 (…わ、分かるし、明らかにつっきーが悪いんだけど…) このままじゃ、つっきーもとっきーも報われないよ? 「なに?まだ気に食わない?」 「へ?」 ギロりと睨みつけるれんれんに思わず肩が強ばる。 「ん?」 「…な、何も…ない…です」 半ば強引にそう言わされると、れんれんはニコッと笑い 「そうだよね?ひろくんはお人好しだけど…良い人悪い人見分けられるもんね」 (…うっ) 何だか…最後に釘を刺された気分。 (…ごめん!つっきー!!) 今回ばかりは、れんれんどうしようも出来ないかも… 「今日は夏喜抜きで帰ろうね?」 「へぇ!?」 「…なに?」 「な、…何もない…です」 ……ごめん!!!つっきー!!!!

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