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「あら、いらっしゃーい」 ひろくん家に着くと、おばさんが俺たちを出迎えてくれる。 「お邪魔します」 「…失礼します……」 俺と冬麻くんはそう言うと、家の中へお邪魔させてもらった。 「うふふ、嬉しいわぁ。今日もれんれんと冬麻ちゃんが来てくれて♡」 突然のお願いにも迷わず受け入れてくれるおばさんには本当に感謝してる。 何だかんだ言いながら、準備してくれるひろくんにもだ。 洗面所で手を洗い、ひろくんの部屋に着くと早速、冬麻くんを無理矢理床に座らせる。 「え、な…な「夏喜と何があったの?」 「…えっ」 うだうだと話していたらキリがないので初っ端から話を持ち出す。 したら、冬麻くんは顔を真っ赤にさせるから… (…100%黒だな……) そう確信させた。 「夏喜と何かあったんでしょ?」 「え、えっと…」 「教えてくれない?冬麻くんの恋を応援してる俺らにさ?」 優しく優しく問いかけ続けると、冬麻くんは口を少しずつ開け、昨日の出来事を話してくれた。 ┈┈┈┈┈┈┈┈ 「「…まじか」」 聞いた内容は衝撃的で、…中々変な内容…… (上手いこと返事したなぁ…) 完璧に断るわけでも了承したわけでもない 今の夏喜らしい答え方とも捉えられる。 「き、キスしちゃったんだぁぁ」 ひろくんはそっちの方が衝撃的らしく、顔を真っ赤にさせて女子みたいにキャーキャー騒いでいた。

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