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(な、なんだ…)
少しだけ空気が固くなり、羽野の真っ直ぐな目に俺も目を離せないでいる。
「え、…えっと……」
かと思えば、下を向いて目線を外すんだ。
「あ、…あの、ね…?」
チラッと顔色を伺うように俺を見てくる顔は真っ赤っかで…
(え、お…俺、告白でもされる?)
そう思っちゃうほど羽野は可愛らしい恋をする者の目をしていた。
…実際、好きでいてくれてるんだけどね
改めてそういう表情をされると、やはり胸がドキドキと高鳴る。
俺まで緊張してきて、何を言われるのか考えれば考えるほど、心臓の動きがドクンドクンと大きくなっていった。
「も、もし…なんだけど、…よ、良かったら…なんだけど……」
「く、クリスマス…一緒に…過ごしてくれませんか」
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