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(と、とにかく…羽野の心の揺らぎを何とかしなければ……!) 涼さんには絶対渡さん!! 思い立ったら直ぐ実行!未だに挙動不審な羽野の目を覚ましてみる。 「ねぇ、羽野」 「な、なに?」 「か、…か、かわい…ぃょ」 「……え?」 や、やばい…… (口説き方が分かんない!!) ど、どうやって世の中のイケメン達は好きな人を落としてるんだ? やっぱ、100本のバラか!? 「あ、可愛いよね…ハートのイルミネーション」 羽野が目の前にあるハートのイルミネーションへと目線を移し替える。 (こ、こんな事になるなら、蓮に聞いといたら良かった……) 今頃陽斗を落としにかかってるのだろうか…やりすぎだと思っていた、あの小悪魔的テクニックが今、物凄く羨ましい…… 「あ、…あっちの公園も…見てきていい?」 「あ、うん!もちろん」 羽野の表情は相変わらず眼鏡で隠れているが雰囲気がふわふわと柔らかくなる。 (い、一様目を覚ませたかな?) 成功なのかどうかは分からないが、涼さんの事は頭に消えたようなので安心した。 …本当に涼さんのことを考えてたのかは謎だけど

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