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「お茶しかないけど、いい?」 そう言って、折りたたみ式の机と小さめの椅子を少し雑めに置くと俺たちの方をチラっと見る。 俺は「大丈夫」とだけ言うと、そのまま椅子に座り、俺に続いて蓮と陽斗、そして涼さんも座った。 「で、何の用?」 ほんの少し、無言の時間が過ぎるとさっきまでの違和感が、まるで無かったかのよう 涼さんがズバッと本題を切り込む。 それに、少しだけ心をドキッとさせたが、ふぐに蓮と陽斗と目を合わせ、涼さんと向き合った。 「…今日、涼さんの所に来たのは……」 少しだけ、息をふっと息を吐く。 「……冬麻のこと?」 「え…」 涼さんの発言に思わず固まってしまう。 蓮も陽斗も同様、驚きで目を開けていた。 「いいよ、そろそろ言わなきゃと思ってたし…冬麻からも許可貰ったから」 更に発言を続ける、涼さんに頭が追いつかない 「え、…何が」 涼さんの目をじっと見つめる。 「冬麻の過去、全て話すよ」 心臓がドクンと重く鳴った。

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