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それから、ちょくちょく教室を抜け出しては冬麻に怒られ 教室に戻されるをひたすら繰り返される。 普段はこんな事あまりないんだけど、先生に出席日数の事で脅されるのを聞かれてしまったもんだから ここ最近は一向にサボらせてくれない。 「なぁなぁ、冬麻ってイケメンだよな」 昼休み、教室で飯を食ってると突然クラスメイトがそんな事を言い出す。 「……はぁ?そんなこと言ったってなんも出てこねぇぞ(笑)」 「ちげぇって、女子がお前のこと見てキャーキャー言ってんの見てたら、お前ってすげぇんだなって思ってさ(笑)」 何を今更、 「何だそれ(笑)」 「あ、けどお前には涼様がいらっしゃるから、女子共は諦めるしかねぇかぁ」 なんの利益にもならない会話を右から左に受け流していると、俺の名前が内容内に入る。 「はぁ?なんで涼なんだよ(笑)」 「そりゃ!お前らの近さは以上だろ!?夫婦にしか見えねぇよ!!!」 (お前らなんかと一緒にすんな) 「な、なんでだよ!普通に仲良いだけ「そうだよ、冬麻は俺のお姫様だから♡」 後ろから冬麻の体をがっちりホールドする。 そしたら案の定、俺は女子からの歓声と男子からの睨みつける視線を一気に浴びた。

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