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「……」 「…冬麻が、どうしたんだ?」 見たことない親父さんの姿に、言葉が一瞬出てこなかった。 「あ、すみません…」 直ぐに気を取り直し、今目の前の問題と向き合う。 もしかしたら、俺の勘違いかもしれない。 …あんな噂とライバル会社の息子は、無関係だと教えてくれるかもしれない。 「…今日、ホテルkouno社長の息子と、冬麻遊びに行ってるかもしれないんです…」 親父さんの目を見る。俺の真剣な気持ちを伝えるように (どうか、嘘だと…) 「どういうことだ!?」 「…え」 親父さんが自分の鞄を放り投げ、俺の腕を強く掴む。 「冬麻が、あいつと一緒にいるとは、どういう事だと聞いてるんだ!!」

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