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┈┈┈┈❁⃘┈┈┈┈
(涼side)
「なんか、……今日の涼、ふわふわしてる」
相変わらずな冬磨の鈍感ぶりに笑っていると、突然そんなことを言い出す。
「…え?」
「河木くん達に話して、肩軽くなった?」
そう言いながら顔を覗き込んでくる冬磨こそ、重荷を下ろせた
そんな風に見える。
「さぁ、どちらかと言うと、冬磨を見てやっと肩が軽くなったかもな」
また、俺の言葉に分からないと顔をムッとさせる冬磨。
眼鏡をかけていてもその差がわかるのは、きっと眼鏡姿の冬磨に慣れてきただけでは無い。
「強くなったな…」
過去に言った言葉と同じ言葉を冬磨にかける。
少し驚いた冬磨の表情。
けど、次に返ってきたのは泣き顔じゃなくて
「…ありがとう」
…ドキン
久しぶりに見せる柔らかい微笑みだった。
(…狡いよなぁ)
欲しくなる。
第一、俺は欲しくなったものを譲るほど優しい人間ではない。
けど…
「そういうのは、向日葵にしろよ」
冬磨の心を癒し、強くしたのは間違いなく向日葵だから。
「そ、そういうのって…?」
ふわっ
「やっぱ、向日葵には叶わねぇか…」
俺に出来るのは、冬磨の頭を優しく撫でてあげるぐらい
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