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┈┈┈┈❁⃘┈┈┈┈
とりあえず、羽野の様子を見に行こうと俺の部屋に向かう。
扉をゆっくりと開け、部屋を覗き込むとぐっすりと眠る羽野の姿。
(…ちゃんと、お粥食べてくれてる)
一回起きたのだろうか、残すことなくお粥は全部なくなっていたので、温かいうちに食べれたのだろう。
食欲もあるみたいだし、ホッとした。
(起きない…よね?)
夜中とは言えない時間にも関わらず、長時間眠り続けている羽野。
きっと、涼さんはまだ羽野が寝ていないと思ってアドバイスをくれたんだろうけど…
正直、今起きられたら直ぐに寝かすことは無理だ…
何で羽野を早く寝かせないといけないのかは分からないけど、アドバイスを受け入れるならこのまま眠り続けてくれるよう願うのみ
ゆっくりと空の茶碗が置かれたお盆を下げ、熱が下がったか確認するため羽野の傍に寄った。
ベッドの端には羽野が着ていた服が置かれており、お粥と共に置いといたパジャマを羽野が着ている。
身体を拭く用のタオルも湿っていることから、起き上がる力は少しでもあるのだろう。
(あ、…眼鏡…)
眼鏡を着けたまま眠るのは、外すのを忘れたからなのか、警戒してるからなのか…理由は分からないけど、きっと快適ではない。
(無許可で取るのは…ダメだよね)
きっと、羽野のタイミングがあるはず。
それまで気長に待とう。…羽野も待ってくれたから。
羽野の髪を優しく撫で、寝汗を拭こうと首筋に濡らしたタオルを当てる。
「……っ」
(あ、やば…)
小さく身動ぎした羽野に焦ったのも束の間。
ドンッ
「…っ!?」
羽野が俺に飛び付き、床の上で何故か押し倒される形になっていた…
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