とりあえず一週間、マネージャーとして基本何を働けば良いのか、部員達に決めてもらった。 とは言っても、やる内容は僕が中学の時にマネージャーに頼んでいた内容とほぼ一緒で… 違う所といえば、僕が一日にこなすメニューを考えるという事。部員にアドバイスしたり、必要であれば練習相手になるということ(最低限なし) その仕事ぶりや、メニューの成果によって、一週間後、僕はマネージャーを続けられるか部員によって決められる。 「早速今日から、マネージャーとして働いて貰いたいんだが…」 「あ、分かりました…五分だけ待って貰えませんか…？」 「おお、別に良いが…何をするんだ？」 「今日こなす、一人一人のメニューを取り敢えず決めたくて…」 「ひ、一人一人のメニューって…五分でか！？」 「はい、大丈夫です。選手達の情報は一通り入ってますから」 今日の日のために、部員達のポジションは勿論、弱点から強みまで動画で全て確認してきた。それに、実際の試合も河木くんに誘われた事で見た事があったから、何となく選手の特徴は把握しきってる。 加藤先生にペンと紙を貰い、一人一人のメニューを書き、集合をかけてもらうと、その書いたメニューを部員達に渡した。