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「な、何だよこのメニュー…」 「聞いた事ない練習方法ばっかなんだけど…」 僕が書いた練習メニューを見て、ざわめき出す部員達。 「取り敢えず今日は、個々の弱点に特化したメニューを考えてみました…」 河木くんに、今までどんなメニューをしてきたのか聞いてみた所、全員が同じメニューで尚且つ、基礎よりも練習試合をする事の方が多いらしい。 確かに、実践を重ねる事で感覚を掴んでいく事も大切だが、サッカーのスタイルは十人十色だ。 自分に合ったプランを個人で一度こなし、最低限弱点を相手に見せない事が優先である。 「分からない練習メニューがあれば、僕の中学でやってる練習風景の動画があるので見てみてください…」 それを言って、動画を差し出すとびっくりしたように目を見開く河木くん。 「え、お前が中学だった時の姿見れんの?」 ニヤニヤして聞いてくる部員の言葉に少し肩を震わせたが、動画に映ってるのは一緒に部活をしてた部員なので、首を横に振った。 「俺、このメニュー分かんないから見せてー!」 真っ先にニコニコ笑顔のひろさんが、僕の持つ動画に食い付いてくる。 「あ、ちょ!俺だって分かんねぇんだけど!!」 それに続いて河木くん以外全員の部員が、動画の周りに集まってきた。 (河木くんはメニューに書いてある方法、知ってるのかな…?) 正直、一番マイナーで難しい練習方法を組んだのは河木くんだ。 他の部員達にもマイナーなメニューを組んでる人は居るが、殆どが有名なもので、まさか河木くん以外の全員がメニューに書いてある方法を知らなかった事にビックリしたが、サッカー初心者も居るらしく仕方ないと思う。 動画に夢中になってる部員を他所に、河木くんはボールを取ると、グラウンドに駆け寄り、僕の決めた練習内容を着々と進めだした。

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