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第13話

「じゃあ、ブツの大きさで決めようぜ。大きい方が、攻め。これでどうだ?」  伸也はそう言って、誇らしげに腰に手を当て背を反った。  彼のペニスは標準より、明らかに大きかった。 「う~ん、どうだろ」  努も制服を脱ぐと、股間の性器を晒して見せた。 「で、でかい!」  その大人しい見かけ性格にそぐわないほど、努のペニスは巨大だった。 「じゃ、僕が攻めだね」 「うう……」  努はベッドサイドのローションを、手に取った。 「これ、使ってもいい?」 「好きにしろよ、もう!」 「ねえ」 「何だよ!」  キス、とかしないの?  そんな恥ずかしそうな努の声に、萎えていた伸也の精神はぐっと盛り上がってきた。 「やる! キス、しようぜ!」  少々揉めたが、二人はようやくキスにこぎつけた。

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