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第17話 *

 そして夕侑の性器を口にふくんで、自分のものを扱き始める。 「これで満足しなきゃならないとは。抑制剤が効いててよかったよ。切れてたら、とっくにバーストして大谷君を引き裂いてた」  白原の言葉にぞっとする。思わず震えた夕侑を、獅旺がきつく抱きしめてきた。 「オメガを殺したら、困るのは俺たちだぞ。フェロモンだけをまき散らして消えられたら、こっちは悶え苦しむだけだ」  アルファ同士の冷酷な会話に、身体はひらいていくのに心はとざされていった。 「……ひどい」  思わずもれた言葉に、獅旺が夕侑の片足を持ちあげながら言う。 「あたり前のことだろう」  そして自分もスラックスの前をひらいた。 「……ぁ」  夕侑の後孔に、熱い塊を押しつけてくる。 「獅旺、少しでも入れたら孕むぞ」 「ああ、クソッ。そうだった」  仕方なく、獅旺は夕侑の尻たぶに、太くて長い性器をこすりつけた。ズリズリと前後させて、欲望を解放しようとする。  そうしながら片手で乳首をつまんできた。 「んっ、――あ、やぁッ」 「お前をいつか、貞操帯なしで思いっきり突いてやりたい」 「あ……そこ、だめ、……や、いやっ」  小さな紅の粒を、指の腹で転がして、それからゆるく引っぱる。尻の丸みを、硬い雄茎ですりもむようにしながら、耳朶も噛む。  下半身では、白原がリングごと性器を口で扱き、指を後孔に挿入している。  身体中いたる所から与えられる刺激に、頭の中が混沌としてきた。

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