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エピローグ

 甘い香り。  頬に触れる、温かな指先。  眼をやると、この世のものとも思えない美しい人。  あぁ、ここが噂に聞く天国ってやつか。  意地でも啼かないリーンと一緒に、ナガに散々殴られ、蹴られ、しまいには首を絞められた。  きっと俺は、死んじまったに違いない。  いや、待てよ。

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