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エピローグ・2

「俺は死んだら地獄に行くと思ってたんだけど?」  眼の前の、美しい人に声をかける。 「縁起でもないこと、言わないで」  リーンはそう言って笑うと、冷たく冷やしたタオルをナガに殴られ腫れ上がったイナスの頬に当ててきた。 「おぉ、効くぅ~」  なんだ、ここは俺の部屋だ。  慣れ親しんだ寝室だ。  ベッドの上に、情けなくひっくり返っているんだ。  カッコ悪く気を失った俺を、リーンがここまで運んでくれたに違いない。

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