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第3話

「僕は、真悟が好きなんだ」  その日は、うとうとしては、眠れない夜だった。  何度も寝返りを打ち、熱い溜息をついていた。  そこに、窓から冷気が入って来た。 「?」  窓は開けて寝たはずなのに。  上半身だけ起きて、息を呑んだ。  人がいる。  しかも、その人影は。 「真悟!?」  真悟は何も言わずにベッドに近づき、塁に唇を寄せた。

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