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第五章・4
「ん、ふぅ。あぅ、ん。っふ……」
小さく啼きながら、必死で舌を使う姿が可憐だ。
無表情、無関心を装いながら、比呂士は腰を突き動かしたくなる衝動に駆られた。
(いや! まだ早い!)
仮にも大悪魔・ヴェルフェルが、こんな小僧のフェラで早々にのぼせ上っては恥だ。
小僧と言えば……。
「輪、お前は何歳だ?」
「17歳です」
「人間界での年齢ではない。天界での年齢だ」
「200歳くらいです」
比呂士は、眩暈がした。
何と幼い!
すでに20,000歳を越えようという比呂士とは、一回りどころか果てしなく若い。
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