67 / 159
第五章・8
天界の眷属にしては、セックスへの柔軟性が高い。
「せんせ、い。早く、ちょうだい……。お願い……」
平素の時の凛々しいまなざしはどこへやら、輪の瞳は悦楽に眩みきっている。
「おねだりを覚えたか。いいだろう、ご褒美だ」
比呂士は輪の最奥まで貫き通し、大量の精を放った。
「んあぁああ! あ、あぁ、あ!」
高らかに、輪の嬌声が響く。
彼ももう一度精を吐き、身を痙攣させながら荒い呼吸を整え始めた。
「んぅ。あ、はぁ、あ。ふぅ、はぁ、あぁ……」
比呂士が引き抜くと、輪の後膣から収まり切れなかった体液がとろりと流れ出た。
「悦かったか?」
「はい……」
ともだちにシェアしよう!