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第七章・12

「っく。ぁぐ、うぅ。んッ、む、ぅん。ぅくうッ」  じゅぷじゅぷと唾液が鳴る音に交じって、輪の喘ぎが響く。 「うぁ、喉奥最高! も、ダメ。出る……、出るッ!」  苦い精液が、輪の喉に注がれた。 「ん、くぅッ!」  上手に、零さないように飲んでゆく輪。  腰をやっていた少年は、ようやく彼の口を解放した。 「おい、下の方はどうよ?」 「今、指2本入ったところ」  交代だ、と人が入れ替わった。 「俺、声聞いてるだけで、もうこんなになっちゃった!」  醜く勃起したペニス。  輪は、顔を背けたくなった。  しかし、容赦なく口の中に突き立てられてくる。  歯を立てないよう気を付けながら、輪は彼にもフェラチオを始めた。

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