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第八章・7
食後は、そのままホテルの一室へ。
バスを使った後は、大きくてふかふかのベッドに横になった。
「おやすみなさい、比呂士先生」
「おい、冗談だろう」
ふふっ、と笑って、輪は起き上がった。
「嘘です。して欲しいんでしょう?」
「お前の方から、そんなことを言うとは」
先生は、そのまま寝ていてください、と輪は仰向けの比呂士からペニスを掴み出した。
丁寧に手で摺りながら、舌を伸ばす。
たっぷりと唾液を絡ませ、舐め上げる。
「ん、っふ。ぅん、ん、ふぅ……」
ぴちゃぴちゃと、かすかに立つ水音を、輪の喘ぎを、比呂士は目を閉じ心地よく聴いていた。
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