132 / 159
第九章・9
「ニップが勃ってるな。もう興奮してるのか?」
「先生、早くして……」
比呂士が喋ると、唇が触れるか触れないか、くらいの微妙な感覚が乳首を襲う。
「んぅっ」
輪は思わず、自ら胸を比呂士に擦り付けていた。
期待に応えて、舌を出して舐めてやる。
「あぁ……」
蕩けるような声を上げて、輪は比呂士の髪に指を差し入れた。
優しくしてやろう。
さっき、怖い目に遭ったのだから。
そんな風に考え、比呂士は輪の乳首を甘く舐め、緩く吸った。
「あッ、あぁッ。せん、せ……い……」
舐め溶かすように胸を弄りながら、指を後ろに回す。
そこはもう、しっとりと濡れているかのように、比呂士の指を呑み込んだ。
ともだちにシェアしよう!