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第22話

「あつい……きもちいい」 「チカは、これが大好きだよな」 「すき」  少しだけ膨れた腹を撫でながら、尋ねてくるのはいつものことで、それに答えるチカの言葉も他の選択肢を持っていない。 ――なにか、夢……見てた気が……。 「チカ、どうした? 怖い夢でも見たか?」 「う……ううっ……ん」  ズルリとペニスが引き抜かれ、排泄感に喘ぎながらも、チカは必死に記憶の糸を手繰り寄せようとするけれど、どんな夢かを思い出す前に、勃起したままの性器を強く掴まれた。 「あぅっ」 「出したい?」 「うん、だしたい……手、動かない」 「ああ、ごめん。可愛い顔が見たかったから。ほら、動かしてごらん」  優しい声音に促され、少しだけ腕を持ち上げる。先ほどまで力が全く入らなかったのが嘘のように、今度は簡単に動かせた。 「自分でしてみせてごらん」 「……んっ」  声に操られて先端へと触れ、滲みだしている透明な液を指で掬う。それを亀頭へと塗りつけてから、掌でそこを擦りはじめるとペニスを掴んでいたハルの手がゆっくり竿を扱きはじめた。 「あっ……きもち、きもちいいっ」  腰がカクカクと上下に揺れ、閉じきらないアナルの中からハルの注いだ白濁が零れて尾てい骨へと伝い落ちる。 「うっ……うぅ……ん」 「どんな夢、見たんだ?」 「……かんない、覚えてない」  さっきまでは覚えていた気がするが、深い快楽の渦に飲まれ思い出すことができなかった。 「出していいぞ」 「くっ……あうっ!」  声と同時にハルの指が後孔へとねじ込まれ、前立腺を叩かれる。刹那、チカは身体を痙攣させ、透明な液をまき散らしながら甲高い嬌声を上げた。 「そうだ。街でお土産を貰ったんだ」 「な……に?」  性器の根本を戒めていた指をハルが離したその途端、トロリと白濁した液体が尿道口から流れだす。竿を伝う精液を指で掬い取り、舌を這わせるハルの姿は酷く倒錯的に見えた。 「ほら」  力の入らぬ身体を起こされ、彼の胸へと背を預けると、目の前へと淡いピンクの花冠が差し出される。 「……きれい」 「だろう?」  手に取ろうとして指を伸ばすが、それは途中でパタリと落ちた。 「よく似合う」  チカの頭にふわりと花冠を載せ、ハルが甘く告げてくる。 「……ハル、好き」 「ああ、眠いのか。いいよ、ゆっくり――」  徐々に薄れゆく意識の中、優しく微笑むハルの姿が見えたから……安心感に包まれたチカは、唇へと笑みを浮かべて再び深い眠りについた。

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