23 / 31

第23話

 廉の身体は、綺麗だった。  滑らかな肌には、シミ一つ無い。  その肌に唇を、舌を這わせてじっくり愛撫した。 「あ……、んんぅ、あッ」  時々、廉が跳ねる。  感じてる。  感じてくれてるんだ、廉は。  不謹慎ながら、嬉しかった。  自分はマスターの代わりにはなれない、なんて解ってる。  それでも、廉の慰めになれれば、それでいいんだ。

ともだちにシェアしよう!