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第54話
-泉-
のっちとのチッスは脳味噌がスムージーよりもっととろっとろのさらっさらになるような感じがして健康になりそうだった。さらっさらになって健康的なのって血じゃないの。多分のっちとのチッスは健康にいいね、これは。カラダも熱くなって美容にもいいよ、きっと。もう暑くて暑くて、のっちにアイス乗せて食べたい。すごく食べたい。
「ん…ぁ…んん」
汗まみれになって口の中はお互いヨダレでベットベトで、ここにバニラアイスでも放り込みたい。すごく暑かった。口の中も熱い。やっぱバニラよりストロベリーアイスがいいや。のっちの舌 とぼくの舌で溶けてさ、イチゴの風味が抜けてくの。
「ふ、ぁァ…っんン…」
のっちの口の中見るたびにイチゴの味しそうって思ってた。それならバニラで良くね?でも人間の口の中が空 でイチゴの味するわけないんだよな。ならストロベリーのほうが印象 と味覚 で整合性取れるし。ストロベリーアイス食いたくなってきたし単品というよりかはのっちの口の中で食べたい。そうでなくてもすごくのっちとのチッスは甘い。ちんこバキバキになって苦しなる。
「んん…っぁふ、ぁ…」
腕重くなってのっちはくた…ってしちゃった。茹ですぎた麺みたいに。ぼくの片腕に寄り掛かって顔を覆ってる。
「泰ちゃん…チュウすると、頭ボーッとする…」
「百戦錬磨どころか千戦くらいしてるからね。王子様は?どうなの?上手くないの?」
めちゃくちゃあからさまに目を逸らされた。なんかこういう時って帰属意識 の存在大きく感じちゃってちょっと妬ける。でもそれが気持ち良かったりして。
「わ、分かんない…」
「ふらふら、くらくら、しない?」
「ちょっとするけど…」
あんまり思い出したくないのかぼくの胸筋 にダイブするから抱き留めた。汗が冷えてきたところだからのっちともっこもこパーカーが気持ちいい。
「ヌキっこしよっか」
ぼくはのっちを乗せたまま後ろに倒れた。のっちもえろいモード入ってるみたいでぼくのことぼんやり見てた。ただまだちょっと怖いみたい。
「安心して。怖いコトしないから。優しくする。痛いコトしない」
パーカーのフード被せたら猫耳付いてて鼻血噴くかと思った。こりゃ姉貴サイズカンケーなしに着らんないわ。
「まだ怖い?」
「…ちょっとだけ……」
「ゆっくりしような。ホントにもうムリっ!ってなったらやめるから」
これ、ぼく?ノり気になった後でホントにやめられんの?嫌でもなんでもえっちしに来たんだからヤりゃいいじゃん。何を躊躇 ってんだ、ぼく。でものっちは頷いた。女にするみたいなことしかできないけどぼくはのっちのちんこシコった。のっちもぼくの触ろうとする。
「ぼくのはまだいいから。とりあえずのっちから気持ち良くなって?」
チッスしながらだとのっちはぴくぴくしてた。でもおちり穴でイってた派手なの見ちゃうと何か物足りなくて。のっちも同じじゃない?
「のっち、おちりでイきたい?」
のっちはぼくのシャツをギュッて掴むだけで答えなかったけどぼくは確信した。抱き寄せて小さなおちりに手を伸ばす。
「泰ちゃ……っ、」
しがみつくところがすごく可愛い。もうぼくが守る!って思っちゃう。ぼくのワンちゃん。
「怖くなぁいよ。何にも怖くなぁいよ。ぼくがいるからね。ぼくとは気持ちいいコトしよ?」
抱き締めて赤ちゃんみたいに揺すってみる。手を伸ばしてワセリンの入ってるケースを取った。腫れてたから念入りに塗って指挿れる。すごく緊張してる。やっぱ男でもレイプって堪えるんかな?
「泰ちゃ…っ!」
「痛い?どっか切れてる感じする?」
ぼくの胸筋 に毛先がぱらぱらして掃かれてるみたいだった。シャンプーの匂いが姉貴の後の風呂で慣れてるのに、ホント、全然違く感じる。
「だいじょ、ぶ…」
キュッてしまってぼくの指食べられちゃった。ゆっくり動かしてみる。それにつられてきゅうきゅうした。相手の気持ち良いところは1回で覚える!ンですぐには触らないケドかといって的外れなところで焦らすのも不正解 。気遣いと計算、調整なくしてきもてぃーえっちは有り得ないんだよ。
「変に…なりそ…う、」
「気持ち悪い?」
「き…もち…ぃ…」
ぼくの胸筋 に顔隠して、でも素直に言ってくれて嬉しかった。だから気持ちいいお腹側のちょっとこりっとした撫でた。
「…っんっあ!」
「ここ気持ちいいね。ぼくといっぱい気持ち良くなろうね」
「泰ちゃ…泰ちゃんは…ぁ?」
声は上擦ってて腰はぴくんぴくんでカラダもホントに素直。
「ん~?のっちがいっぱい感じてくれたらぼくも気持ちいーよ」
あ、これぼくが嫌いな激寒ラブロマンス台詞じゃん。でもホントに、ガチでのっちの感じてる声でガマン汁出てるし強 ち間違ってないしむしろ真理 なんじゃね、これ。
「おっぱいも痛いんだよね?ぼく"ここ"弄 っててるから、自分で塗れる?」
「ぁっあっ…!」
ここって教えてあげるためにコリってしてるところ擦ったらのっちは口開けてぽやーってしちゃった。話聞いてた?聞いてなさそう。
「"ここ"みたいに自分の乳首 にワセリン塗らないと、服に当たって痛くなっちゃよ?それとも"ここ"いっぱい触ってから塗ってあげよっか?ん?のっち?聞いてる?"ここ"気持ち良すぎて聞いてない?」
「ぁっ、あっ!聞いて、る、聞いて、ぁっんっ!ぬ、るからぁッ!あっ!」
ちょっと意地悪しすぎたかな。ワセリンの蓋開けらなくなってて可愛かった。
「下持ってて。蓋開けるから」
のっちがケースの下持ってぼくがのっち抱っこしてたほうの手で蓋開けた。子供みたいな指がぼくの削ったところからワセリン取って乳首 に塗った。
「あ…あ…っ」
のっちが自分の乳首触るたびにぼくの指がキュッてなる。
「そろそろ挿れよっか」
ぼくはちんこ押し付けた。
「え…?んんっあ!」」
「ここに知らない人の挿入 っちゃったままのっち、寝られるの?ぼくはダメだよ。のっちはぼくのオトモダチなんだから。ぼくで消毒しないと。男の子だし、ダイジョブだよね?」
「あっ、泰ちゃ…っんんっぁ、」
指はもう2本入って、3本目も入ってる。突き指して縮んでるのか元からなのか短い小指はなかなか届かないケド、猫の手にしちゃえば入る。
「あっあぁあっ!」
「のっち、ぼくのコト、そーゆー意味で好きじゃないもんね?じゃあ浮気じゃないからダイジョブ」
「んぁァっ!」
のっちもう話通じないくらい感じちゃってた。ぼくはベッドの下の避妊具 取ってちんこに嵌めた。指止めてるとのっちは寝返りうって涙目でそれ見てた。
「ゴム付けるから、ダイジョブだって。浮気じゃないよ。ダイジョブ。な?」
「ゴム…」
ぼんやりしてるケドそんな珍しいものじゃないのにぼくがゴム付けてるの見てた。それで液溜まりのところ指でタップしたりしてた。王子様はガチのゴム派?ぼくはポリウレタン派。凹役 は感覚 変わりないと思うケド。
「粉薬のやつみたい」
ゴムの入物を興味深そうにみてる。もしかして王子様、全部ゴム使わないタイプのヤバい人?いるんだよなぁ、全部生で全部中出し。托卵されんのマジで怖いからぼく割と慎重よ?でもこれがホモかホモじゃないかの違い?
「のっち」
ぼくもう我慢できないんだケド。
「ま、待って泰ちゃん…」
まだ不安そうだった。義理堅いよね、高校生男子なんてヤりまくりたい年齢じゃん。替玉カレピっぴでも付き合ってる人のコト裏切れない?燃える。
「トモダチで、いてくれる…?美潮みたいに、なったりしない?」
よく分かんないケド頷いた。そういう空気じゃん。王子様みたいって何?なんでここでカレシのダメ出しみたいなことすんの?上手くいってないとか?寝取れる?トモダチのままカレシからのっちのコト、寝取れる?
「ぼくはのっちのオトモダチだろ?今までもこれからも。のっちが怖がってるようなコトにはならないよ。ダイジョブ」
でこにチュウする。ちょっとのっちのおちりにちんこ押し付けた。はやくひとつになりたいよ。
「このまま、するの?」
「ああ、正常位 だと王子様に悪いかな?」
のっちは首を振った。
「ダイジョブだけど、顔見えるの、恥ずかしい…」
外側 からみるとすごくチャラそうなのに実際付き合ってみるとのっちってすごく、なんか、清楚。それともちょっとおバカちゃんなのかな?あざといくらいのコト無自覚でやってんならヤベーって。
「のっち、挿れるよ」
ぼくの影で暗くなる。恥ずかしいとか言ってたのにぼくの目見つめたまんまでまた大っきくなっちゃう。それをいっぱい慣らしたところに当てて腰を入れた。
「あっあああっ…」
「痛い?」
シーツについたぼくの腕にのっちの手が絡まった。目がうるうるしてた。でもぼくのコト見つめたままで首を振った。
「思ったより、大っきくて…ちょっとだけ、待って…」
だからなんで煽るかな。ちんこがすごく欲求不満 しちゃう。はやく突きたい。いっぱい声聞きたい。息切れしてるケドのっちにチッス不可避だった。また大っきくなっちゃうよ?固くて、太くて熱いので、のっちの奥いっぱい突いて気持ち良くしたい。
「んぁ…泰ちゃ、待っ…」
チッスしたら余計興奮しちゃって止めたいのに腰動いちゃって、いきなり突かなかったコトだけでも賞賛モノ。紫綬褒章間違いなし。
「泰ちゃァ…っあっあああっ!」
ズブって挿れたらのっちの背中はビクンって魚みたいに跳ねた。強い力できゅうきゅうされる。
「イっちゃった?」
「ご、め…」
「いいよ。焦らしちゃってたもんな。でももうちょっと、我慢な」
女の子と同じくらい細くて、でも女の子より硬い腰掴んでピストンする。突くと押し出そうとして引くと絡み付く。のっちの気持ちいいトコロからちょっと外して、少し落ち着いてる頃にソコ突いた。
「あっあっあっ!んんっ…」
ぼくにしがみつく。近付いた場所全部にチュウした。
「泰ちゃん…泰ちゃん、泰ちゃ…っ」
ぼくを何度も呼ぶから顔見たらのっちは泣いてた。男でもレイプってやっぱキツいんかな?あんまり想像つかないんだケド。のっち、王子様といっぱい雄交尾してるうちに女の子になっちゃったとか?実際のっちの穴、まんこみたいに気持ちいい。
「どした?」
カノジョにするみたいに抱き締めたらのっちは首振るばかりだった。
「苦しくないならこのまま続けちゃうよ」
腰動かすのちょっと緩めた。のっちはきゅんきゅんに締めてきて、可愛い声が漏れ出てた。顔見たいケド隠されちゃう。
「ぁ…ぁんっぁッ」
「のっち、おまんこキモチイイ?」
ダイレクトに気持ちいいトコロ抉った。
「んあっああっ!」
そのままずっとソコばっか突いた。ぼくのちんこでイって欲しい。
「あっん、んんっぁッ!そこばっか、ダメ…っ!あっ!おかしく、な、る…っん!」
「いっぱい抽送 されておまんこイっちゃいそうなんだ?」
ソコばっか突くと締まってぼくも追い込まれて、のっちのえっろい声とカオみてるだけでも限界なのにイきたくなる。
「ぁっあっあ、だめ、あんっ、だめっ緋野せんせ、おまんこイっちゃうから、ぁっ!」
ぼくにしがみついてのっちはバイブレーション機能ついたみたいに振動した。中はくぱくぱに開閉してぼくを押し出しとしたり引き込んだりして、ぼくはちんこ強めに挿れてゴム出しした。気持ち良さに浸りながら出し入れして冷めていく頭が「緋野せんせ」って言葉拾った。のっちは顔隠して振動も落ち着いてぴくんぴくんしてる。代わりにされんのダイスキ。代わりにされても本命 より上手い自信あるから。全部セーシ出してゴム縛って捨てた。のっちはまだ顔隠してる。
「ゴ、ゴメン…」
「なぁにが」
アルコールティッシュ取ってのっちの尻に書かれた落書きを拭いた。のっちはこれに気付いてなかったみたいでショック受けてた。それでのっちはまたちょっと泣きながら、同じクラスの落っこちた子の話を始めた。王子様が騒ぎ起こして、その時に駆け付けた緋野てぃーに構ってもらったのが羨ましくて、キライって言っちゃったんだって。だからその落っこちたサトシくん?サトウくん?とかいうのが落っこちたのは自分のせいとかなんとか。それでそのトモダチに恨まれてるかも知んないとかってさ。かなり記号的な交友関係だよな。ダチ自殺に追い込まれて強姦魔 になれるかっていうとどうだろ?ぼくはムリ。ダチって言っても家族じゃないし。家族でもギリギリ。だって殺されたんじゃないから。自殺に追い込まれてたんだとしても、その手で縄なり刃物なり持って刺したんじゃないなら、恨む恨まないは別として、ぼくは仇討ちみたいなのできないね。しかも他人なら尚更。そんなのは昔の横の繋がり固かった時代の話でしょ。なーんてそんな薄情で冷めた話、この5歳児よりも無邪気で純粋なのっちに言えるワケない。それにDQNは割とコミュティを横の繋がりでアイデンティティ保ってるから、そーゆーとこあるよね。ヤクザもんみたいに。のっち、ダメだよ、バカは。バカって罪。
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