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第三章・6
次から次へと繰り出されてくる愛情表現に、優希は戸惑っていた。
僕だけが、変わらなさすぎるのかな。そういう風に考えたりもした。
幼馴染の要人が、恋人になった。
そのことを、もう少し意識しないといけないのかな。
でも、要人は要人だ。
そんなに突然、態度を変えるなんて僕には無理だ。
とにかく、明日は久々に要人のところへお泊りだ。
子どもの頃はよく夜更かしして、将来の夢など語り合ったものだ。
懐かしいな、などと考えながら、優希はその晩眠りに就いた。
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