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第三章・15

 延々と続く二人の男のセックスは、画面が切り替わり、カメラアングルが変わり、ロングからアップへと転じたり。  髭男も考えながら突いているのか、時にはゆっくり抜き差ししたり、体を深く曲げて密着させて細かく動いたりと忙しい。  色白男の漏らす声は、あくまで控えめで苦しげに切羽詰っている。  静かな中、肌の触れ合う肉の音や、ぬちゅぬちゅと粘っこい体液の音がこれでもかとまで拾ってある。  ふいに屋外ロケらしく、遠くに救急車のサイレンの音が聞こえたりして、そういう時には優希も要人も笑ったが、互いの笑い声をどこか別のところで聞いているようだった。  すっかり動画にはまってしまい、この先一体どうなるのかが気になって仕方がないのだ。

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