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第三章・16

 気づくと、苦悶の表情だった色白男の眉間から力が抜けており、どこかうっとりとした顔つきに変わっている。 「……気持ち、いいのかな」 「……いいんじゃないか?」  ごくり、と生唾を飲む二人を前に、モニターの中の髭男はせっせと体位を変えて様々なセックスのやり方をアピールしてくる。  色白男が上になる、いわゆる騎乗位では、接合部がバックからこれ以上ないくらいのアップで映され、見る方が痛々しくなってきた。    だが、こういうことを、今から二人でやっていくのだ。

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