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第四章・5

 今日の昼食は一緒に食べようと優希に誘われた要人は、軽く驚いていた。  午前中のスケジュールは、二人大きく異なっている。  優希は屋内で、現代社会のディスカッション。  要人は外で、体育のマラソン。  終了のタイミングは異なるだろうし、その上要人はシャワーを浴びたり着替えたりと時間を食うのだ。  きっと、かなり待たせてしまうだろう。そして、一緒にいられる時間も短い。  しかし、それでもいいから、と優希は約束をして別れていった。

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