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第六章・4

「……投了しますッ」 「ヒャッハ~♪ 俺の勝ち!」  ばふん、と優希はソファの背もたれに身を投げ出した。 「ずるいよ、要人。ホントは陰で猛特訓したんじゃないの?」 「詰将棋を少しやっただけだよ」  それより、と要人は眼を輝かせた。 「何でも一つだけ……」  はいはい、と優希は身を起こした。 「いう事を、ききますよ」

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