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第七章 猫【ホントに、ダメだ。最後まで……ヤッちゃいたくなってきた……】
はぁ、と溜息をつきそうになり、要人は慌ててそれを押し殺した。
(気づかれたかな? 気づかれただろうな)
心を引き締めなおし、再び作業に取り掛かる。
窓もない、家具もない。
時計すらない、ただ四角い広い部屋。
首を上げたとしても目に入るのは、アイボリーホワイトの壁紙だけだ。
そして要人同様、もくもくと作業を続ける4名の生徒たち。
椅子に腰かけデスクの上で、ただ手先だけを動かす作業。
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