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第6話 夢魔たちの休日・6

 雪那が俺の視線の先に気付いて、「ふふ」と笑った。 「びっくりしました? この店、特にショータイムとかないからいつでもお触り自由なんですよ」 「お、お触りって……? 何なんだ、ここ?」 「えっと、つまり」  雪那が俺の上を跨いで座り、恥ずかしそうにシャツを捲り上げた。現れたのは真っ白い肌に桃色の乳首──シャンデリアの光を受けているせいか、異常なほど輝いて見える。 「好きにしていいよ、ってこと」 「っ……!」  瞬間、雪那の匂いが濃くなった。その体を中心にブワッと粉雪が舞うような勢いで、俺の全てを包み込んで行くみたいだ。甘くて酔ってしまいそうないい匂い……頭がくらくらする。 「あぁ、んっ……サバラ様、そ、それは駄目ですっ、あ、あ……あんっ」 「好きなんだろうが、奥から吸い出される感覚がさ」 「サバラ様、次は僕にもしてくださいよ。サバラ様に言われた通り、あれからずっと一人でしないで溜めてたんだから」 「いい子だな、お前は特別に後で抱いてやる」 「やった……!」  目の前にある雪那の体で向こうがどうなっているかは見えないが、相当なことが起きているのは間違いない。声だけで判断してもサバラは本性剥き出しの夢魔に戻っているし、男の子達もとろけてへろへろボイスになっている。  な、何してるんだろう……。  ちょっとだけ覗いてみようと、雪那の体から首を横に出して見てみる……が、 「マカロさん! よそ見したら駄目だよ!」 「うわっ!」  思い切り雪那に頭を抱きしめられてしまった。平らなのに柔らかい肌が俺の頬にぎゅうぎゅうと押し付けられ、下は下で、雪那が自分のそれで俺の股間を擦るように腰を動かしている。 「ちょっ、……やめて、雪那っ、……」 「うーん。思ったよりずっと奥手なのかな。……分かった、マカロさんって別におっぱいには興味ない感じ?」 「え……?」  にんまりと笑って俺の頭を解放した雪那が、背後のガラステーブルに座って脚を開いた。 「マカロさんが欲しいの、こっちでしょ」 「っ……!」  元々短くて見えそうだったパンツを更に横にずらして、雪那がまだ柔らかい自身のそれをぷるりと出してみせた。頬は薄らと赤くなり、半開きの唇の隙間からは舌が覗いている。俺は雪那の顔と飛び出したそれとを交互に見ながら、思わず唾を飲み込んだ。 「い、いいのか。種もらってもいいのか?」 「種? うん、もちろんいいよ。たっぷり飲ませてあげる」 「いただきますっ」  炎樽に教わった「食事前に両手を合わせて言うやつ」をやってから、俺は雪那のそれを根元まで一気に咥え、思う存分むしゃぶりついた。

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