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学校2

・・・・・・・・ 学校の間は机に顔を伏せて寝たふりをしていた。顔を上げれば、顔が赤くなってて他の人を心配させてしまうからだ。授業中、突然ローターが震えだした時は周りに聞こえてるんじゃ、と思い内心びくびくしていた。しばらくすると振動が更に強くなり、俺は息を飲んだ。 「ふあ…ぁ…。」 声が出るのを必死に抑える。俺のモノは立ち上がり、泣きたくなった。 けれど、どうする事もできなくて俺は我慢出来ずに射精してしまった。ズボンの中が濡れた不快感から顔をしかめた。周りに気づかれてはいないか、心配で仕方ない。 昼休みが始まるチャイムが鳴り、俺は大きな溜め息を吐いた。俺が圭吾の元に向かおうとすると、江藤に声をかけてきた。 「俺と飯食おう?…つか、具合悪いのか…?顔が赤い…。」 江藤が俺に触れようとした瞬間、圭吾が江藤の手を掴んで阻止する。江藤は不愉快そうに圭吾を見たが、圭吾は気にした様子もない。 「…俊哉は俺と食うから、もう誘わなくていい。」 圭吾は突き放すような言葉を残して江藤から離れた。俺は圭吾に連れられて、教室から立ち去るしかない。微かな罪悪感が胸中を支配する。 俺の体にあるピアスを見たら、江藤は何て言うんだろう。やっぱり軽蔑するのか。 そんな事を考えながら歩いていると、圭吾と俺は校舎の裏に来ていた。校舎裏は人気がなく、草が覆い茂っていた。 「何回出した? 「・・・一回。」 「こんなにぐちゃぐちゃなのに?」 圭吾は俺のものをスラックスの上から掴んできた。精液で濡れたそこはグチャとした音を立てているのが嫌でも分かった。しばらくすると、圭吾はスラックスを脱がせ、尻を突き出すように壁に手を付けと指示してきた。指示された態勢をとった瞬間、ローターのリモコンを突然、強にした。 「あああ!!やだ、とめて…っやあぁ!!」 「ヤるから、大人しくしてろ。」 その状態で圭吾は挿入してきたのだ。ローターで緩くなったそこは簡単に飲み込んでしまう。しかも、中にあるローターは奥にどんどん入り込んでいく。俺は異物が奥に入り込む感覚に恐怖を感じた。 「やめて…ぁあ!!奥に…っ、取れなくなっちゃう…っ!!」 「振動して、いいな…。」 圭吾が腰を打ちつけるたびにローターは奥に入り込み、ピアスが揺れる。 もう、想像が出来ないほど奥に入り込んでしまっている。前立腺を突く快楽と恐怖が混同して、妙な錯覚に陥る。恐怖が快楽となってしまっているような、そんな気持ちになった。中に精液を放たれると俺はしゃくりを上げて、泣いた。 「も、やだ…っ、あ、っとめてぇ。」 「そんなに嫌なら自分で取りなよ。指入れてさ。」 圭吾の言葉に驚きを隠せない。けれど、このままではローターはずっとこのままだ。そう言われ、俺はしぶしぶ自分の穴の中に指を入れてみた。二本だけいれて、指を伸ばしてみたが、指をかするのみで取れる気配はない。むしろ、奥に進んでしまったような気がする。 「やっ、ぱり…取れない…っん!」 奥すぎて、指なんかじゃ取れない。正直、焦った。だから、何度も指でかき回したが取れる事はなかった。 「仕方ないな…。」 圭吾は指を突っ込んで、かき回し始めた。明らかにロータを取ろうとする動作ではない。何度も前立腺を押し潰すように快楽を与え、幾度となくイかせられた。やっと取れた頃には俺の体はぐったりしていた。 「もうすぐ、昼休み終わりだから行こうか。」 そう言って圭吾は先に行ってしまった。一人残された俺は泣きながら服を整えて、その場にうずくまった。動けない…足が震えて立ち上がるなんて無理だ。 結局、昼食は食べられないままだ。 「……っ」 助けてと今すぐ叫びたい。あの優しい手で抱きしめて欲しい。欲望が渦巻く。 あの、って誰だろう、自分で決めたことだというのに後悔しそうになる。 俺は意を決して立ち上がり、教室に向かった。 教室前の廊下には江藤が立っていた。心配して俺を待っていてくれたらしい。俺は思いを断ち切るために江藤を無視した。 「俺は諦めないからな…。」 横を通り過ぎる時に江藤が呟いたのが聞こえた。胸の痛みが更に増して、痛みを紛らわすように胸の上の服を掴んだ。俺は席につくと机に伏した。授業なんてまともに受けれる状態じゃない。俺は目を閉じて、時間が過ぎるのを待つことしか出来なかった。 その日は、もう圭吾と会うことなく一日を終えた。

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