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相変わらず目の保養なんです。
大丈夫です、と顔を引き締めて答え、二人にコーヒーを出す。
二人ともがありがとうと笑顔で言ってくれる。
あちっ、と言った遥さんに鞄から出したペットボトルのお水を慌てながら渡す侑司さん。
キャップを外す気遣い。
お水を飲んだ遥さんが侑司さんの髪をよしよしと撫でると、侑司さんがまた嬉しそうに笑った。
はぁ〜〜〜〜〜………良い。
いちいち二人共が可愛い。
彼氏以外の、いい歳した大人の男性を可愛いと思うことがあるなんて。
本人達はまるで自覚はないのだろうけど、ちょっとしたことでもイチャイチャしてるようにしか見えない。
響子さんも泰生さんも社長も当たり前になりすぎて誰もなにも言わないから、会社での二人は知らないうちに私の目の保養と癒やしに
なっている。
お互いを大切に思う二人を陰ながら見守りたい。
たぶんこの会社の皆がそう思っている。
だから、私はこの会社が、皆が好きだ。
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