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懲りない俺でごめんなさい。
ニコニコと笑いながら蜂屋藤治郎43歳胸毛アピール中が帰って行くと。
「胸毛凄かったですねぇ」
「凄かった」
「大人の男の魅力が溢れてたわね」
うっとりと真由ちゃんが言うと遥さんが同意し、響子さんまで賛同している。
胸毛はそんなに魅力があるのか?
俺には下はともかく、胸毛なんか一本たりとも生えていない。
「体毛が濃い人は性欲が強いらしいわよ」
響子さんがニヤニヤしながら真由ちゃんに言うと真由ちゃんが顔を真っ赤に染めた。
その後しばらくの間胸毛やらフェロモンやら三人が楽しそうに話すのを俺は1人離れた自分の席から眺めていた。
「遥さん、胸毛好きですか?」
「………………は?」
仕事からの帰り道、晩ごはんのメニューに悩む遥さんに聞くと脚も表情も止め固まった。
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