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※煽られるままに抱かせてください。

「なぁ、こら…」 「ダメですか」 首筋を上がった唇が熱い息を吐きながら問う。 「まだ昼間!夜まで待てって」 「今更、ですよね」 この、すぐにスイッチが入る侑司と、侑司にすぐにスイッチを入れられる俺。 しっとりとした手のひらで撫でられる身体が期待で粟立つ。 「遥さん……」 あぁもうこの声…… 身体が反応する。 甘く囁く声が欲しい。もういいと言っても好きだと言い、これ以上ないほど大切だとでもいいたげに名前を呼ぶ甘い声。 大切そうに触れるくせに確実に熱を持たせる手。 名前を呼ぶ唇が舌が厭らしく意地悪に翻弄させる。 結局強請るのはいつも俺、他には何もいらない、侑司の熱だけが欲しい…… 侑司の首に腕を回し、開いた唇を重ねようとした瞬間ーーーーーーインターフォンが鳴った。

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