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※俺はあなたに酔いっぱなしです。

久しぶりの飲み会。 遥さんがこれまでにないほど盛大に酔っている。 藤次郎さんに橋渡しと手伝いをしてもらいながらだが、大きなイベントが成功した。 毎年開催されていた夏終わりの野外イベント。 毎年ほぼ学生ボランティアで埋められていた裏方スタッフをうちの会社の派遣スタッフさんに入れ替える。 誠一さんと泰生さんのこれまでの交渉を無駄にはできない。そう思い、藤次郎さんについて何度も何度も現場に通い、まずはと一緒に働き、積み重ねた信頼関係の元、数人のスタッフさんを入れ、結果的には30人のスタッフさんを派遣できた。 この結果に誠一さんと泰生さんは大喜びし、藤次郎さんも招いての飲み会が開かれたのだが。 始めから早いピッチで飲んでいた遥さんは一時間ほどたった今、もう既に寝落ちする様に酔っている。 久しぶりの飲み会だったからだろうか。 首を傾げていると誠一さんがやってきて俺の頭をわしわしと撫でた。 「遥も嬉しかったんだろ、お前が頑張ってるのを1番近くで見てたんだから」 そう言ってニヤリと笑うと、お疲れさんともう一度髪を撫でてから豪快にビールを煽る藤次郎さんのところに行ってしまった。

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