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※俺はあなたに酔いっぱなしです。
「ん、はぁ……」
ゆっくりと遥さんの身体が俺の上に降りてくる。
腹につかれた両手が、俺の身体の脇に置かれた脚が小刻みに震える。
飲み込むのが間に合わないほどの唾液を溢しつつひとしきりキスをした後、遥さんが囁くように言った。
このまましたい、と。
カウチソファの上に寝転ぶ俺に跨がる遥さん、いわゆる騎上位。
これまで何度かしたことはあるが、俺が促し、お強請りをし、恥ずかしがる遥さんを愛で尽くす前に遥さんがもう無理と懇願する流れがほとんどで、遥さんから積極的な騎上位は初めてだ。
もちろん断る理由なんか一つもない。
まだ全部を埋めきる前に遥さんの動きが止まった。
「遥さん?」
「ちょっと……待って」
答える唇が微かに震えている。
場所的にここは……
「……イキそう?」
俺の言葉に遥さんが俺を見つめたままコクンと頷いた。
視線を下げると揺れながら俺の腹に蜜を流す遥さんの性器が見える。
手を伸ばして握ると驚くほどびくんと身体を跳ねさせた。
「やっ、バカ、」
「イッていいですよ」
「ちが、いやっ、」
激しく首を振る遥さんを下から突き上げ全てを埋め込んだ。
凶悪なほどの締め付けに思わず息が止まる。
手を添えるだけになっていた性器がびくんと跳ねたが精液は出されず微かに震える。
「遥さん……もしかして中でイキたかった?」
スローモーションのようにゆっくりと俺の上に倒れてきた遥さんが俺の胸にキスをした。
「久しぶりだから……お前をいっぱい感じたかったから」
顔を上げて今度は顎にキスをされた。
「いっぱいちょーだい。溢れても……明日腹壊してもいいから」
またスローモーションのように遥さんが身体を起こす。
胸に手を置き、俺を見詰めながら腰を動かし始める。
刹那げに寄せられた眉に、潤んだ瞳。
赤く染まった頬と、半開きの唇から漏れる感じている声。
浮き上がる鎖骨に、触れていないのに誘うように尖る乳首。
胸から腰にかけてのなだらかな曲線に僅かに濡れた肌。
ぎこち無く、でも必死に上下に動く腰が艶めかしい。
もう全てが愛しくて、息を飲む。
大切に壊してしまわないように大事に触れたいのに、何も考えずに欲望のまま抱き潰してしまいたい2つの思いに引き裂かれそうだった。
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