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※相変わらず愛しい人。

仕事を終え、いつものように夕飯を食べ、交代で入る風呂のタイミングで侑司が脱衣所にやって来た。 「あ、先入る?」 「一緒に入っていいですか」 「え、と、風呂で…すんの?」 熱を持った目をした侑司の前で脱ぐ行為が途端に恥ずかしくなる。 「汚れてもすぐ綺麗にできるでしょ?」 俺のTシャツを脱がせながら侑司が顔を寄せる。 「大丈夫です、ぬくだけです」 「う、ん…」 身体を洗われた後、浴槽に座るように促され、開いた脚の間に侑司が座る。 「手でいい…」 「俺が舐めたいんです。…嫌?」 聞き方がずるい。 嫌な訳ない。 でもいつものようにベッドじゃないことが落ち着かず恥ずかしい。 全てを見られる明るさのせいだ。 まだ反応しきってない性器を侑司の手が持ち上げる。 まだ濡れてない尖端にちゅっとちゅーをして、侑司が根本から舌を這わせた。 「……っ」 響く水音。 熱い口内。 目を伏せた侑司の顔。 局部にかかる荒い息。 「侑司、やっぱ、いやだ…」 侑司がゆっくりと舌を絡ませながら顔を引く。 すっかり硬く勃起した性器を扱きながら侑司が内腿に強く吸い付いた。 「俺だけはいやだ…」 「遥さん」 柔らかい表情で侑司が濡れた髪を撫で上げた。 傾けた顔が近づくのを待っていたように侑司の首に腕を回し引き寄せた。 「遥さんに噛まれるのが嫌だからじゃないです」 「じゃあ…なんで」 「俺は……いつでもどんな時でも遥さんを抱いていたいんです。遥さんの身体に負担をかけてるのは解ってても」 そこまで一気に息を吐くように言うと侑司が動いた。 俺を抱き上げざぶんと湯船に浸かりそのまま膝の上に俺を乗せる。 「噛んだ夜遥さんを抱くと、いつもより甘えて夢中になってくれるから……」 侑司が俺の胸に顔を埋める。 「溜まってる時に噛むなんて……嘘です。ごめんなさい……」

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