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※いつものMerry Xmas。

「遥さん…」 伸ばした手を遥さんが掴み手のひらにキスをする。 角度を変えわざと音をたて吸い付き、舌を這わせながら俺を見る。 「仲良し、したい?」 「はい」 「じゃーあ、名前」 「え?」 小指をパクンと咥え舌を絡めながら出し入れし、伏せていた目を上げる。 ……わざとだ。 「名前呼んで。呼んでくれたらセックスするー」 「は、るかさん、それは」 ちゅ、とキスを唇にした遥さんが首に抱き着く。 「ゆーじ」 「はい」 「ゆうじー。ゆうじーーぃ」 「……はい」 「ゆ う じ」 「…………はい」 ぎゅっと強く首を抱いた腕と共に、好きと囁く声が聞こえた。 「なぁー、呼んでー、名前」 首筋に当たる息が熱い。 普段とは違う、抑えてない全力の甘えに心臓が痛い。 「はるかって呼んでくれたら……お前のやりたいこと全部ヤッていいよ」 「………やりたい、こと」 「ないのー?縛りたいとかおもちゃ使いたいとかさー」 瞬時に頭の中の遥さんが綺麗に縛られ、泣きながら喘ぐ様が浮かんだ。 どくんと下半身に血液が集まる。 「ゆーじぃ、俺、なんか」 「え、気持ち悪いですか?」 「違う」 押し付けるように首が振られる。 「舐めたい。お前の」 「えっ」 「すっげーしゃぶりたいー」 「ちょ、遥さん」 「喉の奥まで入れてー、じゅぶじゅぶ出し入れしてー、濃いーーーの飲みたい」 「ちょ、うわ、待って!」 スエットをまさぐる遥さんの手を押さえるものの、酔っ払ってるせいかいつもより力が強い。 ズルズルと膝から落ちるようにラグの上に降りた遥さんがとろんと濡れた目で俺を見上げる。 「なぁー、お願い…」 またどこかの筋がぶちんと切れた気がした………

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