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※いつものMerry Xmas。

俺の心臓は下半身に落ちた。 そう思うくらいそこが強く脈打つ。 そんな俺を知ってか知らずか、遥さんがよたよたと立ち上がり寝室に消え、ローションのボトルを持って戻ってくる。 コンドームがばららと連なる端を口に咥えて。 「本当にするんですか」 「するー」 「そんな酔っててできるんですか」 「ゆーじはしたくないの」 愚問だ。 遥さんを抱きたくない時なんか俺にはない。 でもこれほど酔ってる遥さんを抱いたことはない。 俺が遥さんを抱きたくなるのは、言葉以上に伝えたいのは_________ 膝に手を置き、伸び上がった遥さんがちゅとキスをした唇が、そのままムニムニと下唇を食む。 「遥さん、やっぱり今日は寝ましょう、ね?」 「やだ、したいー」 「遥さん、わがまま言わないで。抱っこするから」 横抱きに膝の上に抱き上げると首に腕が絡みつく。 首筋に遥さんの額がつけられ、鼻が唇がずらされながらくっつく。 「したいーするーゆーじぃ」 「遥さん…」 「遥って呼んでくんないしー、セックスもしてくんないしーケチー」 拗ねた声がさらに甘える。 次の瞬間、その甘えた声に涙が混ざった。 「俺一人で出来ないのー」 「え?」 「チンコだけじゃーもーイケないのー指でも自分のじゃダメなのー」 グズグズと鼻を啜りながら遥さんが言う。 首筋に埋まるようにされ表情は見えないけど、イキたいと強請る時のように目を潤ませ乞うような遥さんが浮かんだ。 「こんなやらしくなったから意地悪すんのー?」 「遥さん…」 「じゃー我慢するからー、したら、名前呼んでセックスしてくれる?」 お願い、と耳朶を甘噛みされた。 明日俺は生きていられるんだろうか。 あちこちの筋が切れまくって、眠るのと同時に天に召されるんじゃないだろうか。 「俺の…」 「んー?なーに?」 「俺の言う事全部聞けますか」 俺の言葉に遥さんが顔を出す。 小首を傾げるような可愛らしさで。 「聞けるんなら…セックスしましょうか」 俺の中の悪魔がむくむくと姿を表す予感に身体がぶるっと震えた。

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