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※いつものMerry Xmas。
「ぅわ?な、なに?またデカく…」
「ごめん、遥さん、もう一回いい?」
途中まで抜き、遥さんを仰向けにしてソファに押し倒す。
顔中を涙と鼻水と涎とでドロドロにしながらも驚きで大きな目をさらに大きく見開いた。
「や、やだっ、もう無理っ」
「したいようにしていいって言った、言いましたよね?」
根元までを一気に入れ込むと白い喉元が晒される。
受け入れたそこはまだ甘えるようにねだるように絡んでくる。
「やだって、俺、まだ」
「ん、いいですよ、出しても」
「ばがっ、抜け、ぁっ」
一度零れた甘い声はもう止まらなかった。
呼吸がしにくいほど舌を絡ませながら腰をぶつける。
首に巻き付く腕、腰に絡む脚。
口の中から抜いた舌先を吸われまた遥さんの口の中に舌を戻す。
全身でも、見上げる視線でも甘えられ、二回目も奥深くで全てを出し切るまで腰を引かなかった。
恥骨に沿うように元気のなくなった遥さんの性器からまた水音が立つ。
片腕で顔を隠し、漏れる声を堪えるために指を噛む音がそれに混じった。
「すげー可愛い、遥さん…」
顔を隠していた腕がそろそろと退き、涙に濡れた目がきっと俺を睨む。
「変態、絶倫、巨根、甘やかし、甘えん坊……と、ぇと、……………ばがーぁ……」
「ん。でも?」
「……大好きー、ゆーじ、好きー」
「はい、俺も遥さんが大好きです」
鼻を啜りながら、蕩けるような顔で腕を伸ばす遥さんの腕の中に収まりながら、悪魔のようなどす黒い感情が浄化されるように消えていくのを感じていた。
「なぁー、もう一回」
「え、いいんですか!」
「違う!ばかっ」
甘えていた手が俺の後頭部を叩いた。
「デカくすんな!てゆーか、抜けよ!」
「抜けるまでこのままいたい」
ね?と囁きながら頬に耳にキスをすると、襟足の髪が引っ張られた。
「名前、呼んで、もう一回」
「………遥」
「………ん」
顔を見ていなくても嬉しそうに綻ぶ様が浮かぶ。
名前を呼ぶだけでこれほど蕩けてくれるならもっと早く呼べば良かった。
押さえや照れがなかったのは…俺も酒のせいにしておこう。
また今度、特別な時に呼ばせてくださいね。
そう言って起き上がると、遥さんはドロドロの顔のまま微笑むように眠っていた。
結局抜け出ることのなかったソレをゆっくりと抜き、半勃ちのまま遥さんの身体を拭き、寝室のベッドに寝かせた。
リビングのテーブルや床に転がる缶ビールや皿を片付ける。
ざっとシャワーで身体を流し、使ったバスタオルと共にラグやスエットを洗濯機に放り込みスイッチを入れ、一人眠る愛しい人の横に潜り込んだ。
きっと下手な忘れた振りをするんだろうな。
赤くなる耳で全てバレるってわかってるくせに。
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