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※会いたい。

「ベッド、行かないんですか?」 デスクに手を付いた遥さんが俺を振り仰ぎながら睨む。 薄暗い部屋に突き出された白いお尻が浮かび上がる。 出されたままのそれにローションを垂らすとわざと音を立てて塗りつけた。 揺れるお尻の谷間に当てると遥さんの身体がびくりと震えた。 「侑司、早く…」 「はい、でも」 濡れた先をひくひくと窄まる孔に充てがうと少し開いて吸い付く。 「すげーエロい……」 「早く、侑司っ」 欲しいと言わせたい。 内臓まで震えるような、滾るようなあの甘い声で言って欲しい。 孔を擦り、それを谷間で挟むようにしながら腰を押し付ける。 「あっ、ばか」 「これも気持ちいいですね」 「ゆーじっ」 遥さんの手が伸びてきて、張り詰めた睾丸を握られた。 「潰すってゆったろ」 「いいですよ、遥さんにされるなら何でも」 ゆるゆると腰を動かす俺を見る遥さんの目に水の膜が浮かぶ。 睾丸から離された手はだらんと垂れたネクタイを掴んだ。 「……欲しい」 思わず笑みが溢れる。 「言わすなよ、バカ…」 「言わせたいんですよ」 挿れますよ。 囁くように言った声に遥さんの喉仏が大きく上下して答えた。

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