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※実践。
酔っ払ったのを理由に遥さんを抱えるようにして挨拶をし、皆より先に店を後にする。
コンビニで水を買って飲み、歩いているうちによたよたとした足取りだった遥さんが部屋に着くころにはほろ酔いくらいになっていた。
「シャワーしてくる…」
ソファにジャケットをバサリと脱ぎ捨てだ遥さんがネクタイを緩めながらぼそりと言う。
「一人で大丈夫ですか?」
「一人じゃないとできねーだろぉ」
「え?」
「お前に抱かれる準備すんだからぁー」
バクンと心臓が跳ねた。
この人は本当に酔うと質が悪い。
「あ、あれ使う!」
「え?どれですか」
抱えていた顔を上げると、襟からネクタイを引き抜きながら、ソファに膝を乗せ、ニヤリと笑う遥さん。
そのままぐーっと俺に近づき、耳たぶを咥えて吸った。
「て・じょ・う」
「は!?」
「なんかー、俺、今日すっげードロドロのぐしょぐしょに抱かれたいの」
息が止まった。
のに、口の中に溢れてくる唾液は止まらない。
さっき聞こえたのは俺の妄想か?
「欲しくて欲しくて堪んない。だから…」
あ、ヤバイ。
遥さんが息を吸う音が至近距離で聞こえる。
それだけで勃起しそうになった。
「いっぱいちょーだい?」
耳の横にチュッとキスをされ、キスをされた場所と股間を手で押さえる俺を見た遥さんは満足そうに笑ってみせ、風呂場に消えた。
抱いているのは俺なのに、喰われそうな気がするのは何故だろう――――――――――
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