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※実践。

遥さんが起き上がり、頬にキスをする。 俺の下から抜け出して、クローゼットに一旦消えると小さな箱を持って戻ってきた。 ちょこんとベッドの端に座ると箱を開け、中から出したのは黒い手錠。 生唾を飲み込んだ。 「ネットでさ、こういうの見てる時から想像してたんだよ。これ嵌められて、たいして嫌でもないのにいやいや言いながらお前の好きにされる自分を」 「遥さん…」 「お前の、せいだからな」 「え?」 俯く遥さんの表情が見えず、覗き込む俺の顔を遥さんの手が包む。 「お前のせいでこんなやらしくなったんだからな」 「責任、とります」 「当たり前だろ…」 手錠を枕元に放り投げた手が首に巻き付く。 好きだよと、囁くように言われた言葉を唇で塞いだ。

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