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※実践。

互いの舌を舐め合いそして吸いながら愛しさも欲もさらに高まる。 「ん…ゆーじ…」 甘える声に腰が疼く。 どうしてこんなに可愛いんだ。 何年経っても、何度抱いても、飽きることなんてない。 「遥さん、可愛い…なんでそんなに可愛いままなんですか」 「愛されてるからじゃない?お前に」 濡れた俺の唇をぺろりと舐め、遥さんが照れ臭そうに微笑む。 微笑んだ唇がまた近づき、重なる直前にベッドに押し倒され、遥さんが俺に跨る。 薄いTシャツを捲りながら熱い手が肌の上を滑る。 「先に俺に触らせて」 「え」 「舐めて噛って触りたい…ダメ?」 ダメな訳ない! 思い切り首を振った俺を見て、また恥ずかしそうに笑い、遥さんの頭が降りてくる。 ああ……録画したい。 濡れた目を伏せ、夢中で俺の身体を舐め、あちこちに噛りつく遥さん。 何度も鼻をくんくんと鳴らしながら。 「汗臭くないですか?」 「…へ?」 唾液でベタベタになった顔を上げて遥さんが首を傾げる。 ああああ〜〜〜もう!! 口元を拭った俺の指を咥え吸い出した遥さんに悶えながらも、もう股間が限界だと訴えているのがわかる。 「そんな好きですか?俺の匂い」 「ん、好き…」 「俺も遥さんに触りたいんですけど」 「やだ、まだ舐めてないとこある」 「それはまた今度」 「やだ、舐める、舐めたい」 吸って舐めていた指ががじがじと噛まれ出す。 「言う事聞かないなら使いますよ、手錠」 俺の指を咥えたまま、遥さんの目がくっと細められた。 喉仏が大きく上下にごくりと動き、歯型のついた指が遥さんの口の中から出てくる。 「ん、して」 枕元に放った手錠。 がちゃりと重たい音を立てたそれを、遥さんがとろりとした目で見つめた。

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