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改めて誓います。

「遥さん!!」 「へ?」 湯船に浸かってだらりとしていた俺。 急に開けられた風呂場のドア、慌てた顔の侑司にみっともなく口が開いた。 「大変です!!」 「なに?Gでも出た?」 「違います!とうとう!とうとう!」 「………何、怖いんだけど」 侑司の目がうるっと潤うのを見て、投げ出していた脚を畳んだ。 「何、本当にどうした」 「我が県でも遂にパートナーシップ制度が始まるそうです!」 「パートナーシップ!?………って、どんなんだっけ」 はぁ……… 侑司がその場で深い深いため息を吐く。 その長いため息が終わった途端、侑司がバサバサと服を脱いでいく。 「え、何してんの…」 「俺も入ります」 「え、なんで?」 「入りたくなったからです!何か困ることありますか?」 「………いえ、ないです………」 あっという間に全裸になった侑司が、シャワーで身体を流してから俺の後ろに入り込む。 腹に腕を回し、背中を侑司の胸に預けるように凭れさせられると、久しぶりの感覚に全身から力が抜けていくのがわかった。 「はぁ………これ好き」 「知ってます。だからたまには一緒に入りましょって言うのに」 「お前と入るとこれだけじゃすまないから嫌なんだよ」 「お、俺だってたまには我慢できます!」 「吃ってる時点で我慢できないつってる」 「魅力的すぎる遥さんが悪いんですよ…」 肩に顔を埋める侑司の髪を撫でてやると、そのまま埋めた肩先にちゅーをされた。

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