10 / 46
第10話
「これはただの水だ。もう大丈夫そうだな、私は失礼するよ」
「いや、待て」
服の裾を掴まれ、アロイヴはつんのめった。
そんな友人に、ルカスは我儘を言ってきた。
「苦しいから、服を緩めてくれないかな」
「それくらい、自分で……」
「言ったよな、アロイヴ『いつかルカスのために、この命を懸けて戦う。それが私に出来る、唯一の償いなのだ!』とか何とか」
「ああもう、解かった解かった!」
ともだちにシェアしよう!
fujossyは18歳以上の方を対象とした、無料のBL作品投稿サイトです。
10 / 46
ともだちにシェアしよう!