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第12話

「アロイヴッ!」  がしり、とアロイヴの手首を掴み、ルカスはそれを自分の股間に押し当ててきたのだ! 「ななな何をする!?」 「アロイヴ、どう思う? 俺のサイズは!」 「どう、って! ふッ、普通じゃないのか!?」 「そうか、普通か!」 「うんうん! 普通普通!」  酔って言動の怪しいルカスから早く逃れようと、アロイヴは必死だった。  だがルカスは、そんな彼をなかなか離そうとはしなかった。

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