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第13話
「お前と比べると、どうかな?」
「は!?」
「どっちの方が、大きいかな?」
「大丈夫! お前だと思う! ルカス、お前の勝ちだから、もう寝ろ!」
解かった、もう寝る、とルカスが真顔に戻って言ったので、アロイヴは一瞬気を緩めた。
そこを、ルカスに凄まじい力でベッドに引きずり込まれた。
「一緒に寝よう、アロイヴ!」
「やッ、やめろ!」
「比べっこするぞ! 脱げ!」
「ダメだ! 冗談はよせ!」
「言ったよな、アロイヴ『いつかルカスのために、この命を懸けて戦う。それが私に出来る、唯一の償いなのだ!』とか何とか」
「それとコレとは別だ!」
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